皆さん、こんにちは。
英知ゼミ塾長のオダチです。
自粛が続いており、非常に窮屈な生活を
強いられている小中学生の皆さんが多いと思います。
今は、5/10(日)まで我慢しましょう。
(※大阪府下の小中学校の休校は5/10まで延長されております)
私も、無人の教室で一人でモニタに向かって1日中
喋り続けていることに、寂しさを感じていますが…。
お互い我慢です。
そんな中で、大阪府でも休校期間中の
家庭学習支援サービスが拡充されてきています。
やはり、時代の流れか
「オンライン学習」と銘打って
youtubeなどの外部サイトへ遷移し
そこで授業の動画を流すやり方のようです。
(大阪府:小中学生に向けた家庭学習教材等について)
「授業、教材を準備しました」だけでは効果が出にくいという現実
私は、世間的に定義されている
「オンライン学習」をウリにしている
予備校・塾で約8年勤務していました。
そして、英知ゼミの授業スタイルも
「オンライン学習」にカテゴライズされます。
確かに、youtubeでも
素晴らしい先生の「分かりやすい授業」を
無料で受講できる時代になってきています。
参考記事 |
⇒すごい時代になったものだと。 |
しかし、授業・教材を準備しただけで
全ての生徒たちに万遍なく学習機会を提供できるかというと
そうは上手くいかないのが現実です。
こういったオンライン教材を活用し
自分一人で学習して、成果を出す生徒は
モチベーションの高い数%の生徒だけだと言われています。
以前から、実験的にタブレット授業などを進めている
学校の先生方・生徒の保護者の方からの
相談やたくさんの愚痴(笑)はたくさん聞いてきました。
なぜか。
一つ目に、オンライン学習教材を受講するための
パソコンやタブレットなどのツールが
準備されていないご家庭の問題です。
スマホの画面では
正直、小さくて見にくいと思います。
家庭学習用のPCやタブレットの貸し出しなど、
行政が新しい政策を考えていかないといけないと思います。
二つ目に「カリキュラムマネジメント」の問題があります。
生徒一人ひとり、
得意分野もあれば苦手単元もあり
やるべきことが違います。
例えば、中学3年生の1学期に数学の「式の展開」。
「式の展開」にスムーズに入るには
中学2年生で学習する「式の計算」を
理解できていることが必要になります。
もっと言うと、中学1年生で学習する
「文字を使った式」「文字式の計算」も
当然理解しておくことが必要です。
ですから、
中学1年生の「文字を使った式」「文字式の計算」や
中学2年生の「式の計算」がしっかりと理解できていない状態で
中学3年生の「式の展開」の学習をすることは
非常に難しいものがあります。
生徒一人ひとりの状況に合わせて、カリキュラム作成する
「カリキュラムマネジメント」が必須です。
「授業と教材を準備しました。はい、どうぞ。」
だけで、全ての生徒の学習機会のフォローするのは
なかなか、難しいものがあると思います。
やはり、「伴走者」の存在が必要になってくると思います。
しかし、教材はめちゃくちゃ使えそう…。
大阪府のサイトに
「学年別家庭学習プリント、及びテスト教材一覧」
が掲載されています。
その中に
「中学生チャレンジテスト過去問題」
が掲載されています。
これは
めちゃくちゃ使えます。
チャレンジテストは、内申点を決める際に
定期テストと同じくらい重要視されます。
他にも「力だめしミニプリント」など
アウトプットに特化した教材がたくさん並んでいます。
生徒の皆さんも、是非使ってみてください。
緊急事態宣言下で
新しい流れがどんどん生まれています。
まずは、「試してみる」「やってみる」の考え方で
挑戦してほしいと思います。
以上、塾長のオダチでした!