皆さん、こんにちは。
英知ゼミ塾長のオダチです。

連日のコロナウイルスの報道で
今年は、綺麗な桜の花を見上げてみても
何かこう、気分が晴れず…。

そうこうしている間に桜の木にも
ピンク色から緑色に少しずつ変わってきてしまいました。

本当に2020年というのは、まだ4か月しか経っていないのに、
コロナウイルスの猛威・東京オリンピックの延期など
後世に語り継がれるような流れがどんどん押し寄せてきています。

いやはや、
すごい時代になったものだと…。

そして、実は3/31~4/1の間に
我々教育業界においても、衝撃的なニュースが飛び込んできたのです。

「ただよび」という衝撃

(出典:スポニチ)

私は以前、某映像系予備校の
校舎長兼エリアマネージャーをしていました。
(この記事で、どの予備校かわかると思いますが)

写真のお二人の先生は、その某映像系予備校勤務時に
私たちが第一志望合格のために、授業を提案していた
予備校界の「カリスマ」とも言える先生方です。
(左:英語担当/森田鉄也先生 右:古文担当/吉野敬介先生)

写真左の森田鉄也先生は、
東大をはじめ難関大を目指す生徒向けの授業が非常に好評で
よく生徒たちに講座提案をし、生徒たちも森田先生の授業をきっかけに
大幅に成績を向上させ、志望校合格を掴んでくれました。

そして、写真右の吉野敬介先生は、
(業界関係者で)名を知らぬものはいないほどの、超大物!

講座も非常にたくさん数が揃っており
基礎から難関大向けまで、また大学別の講座や
苦手単元別の講座も開校しており
文型だけではなく、理系で古文嫌いの生徒たちにも
非常に提案しやすく、多くの生徒たちが受講してくれました。

そんなお二人が、長年所属してこられた
某映像系予備校を退職され…

なんと、Youtubeで、予備校を開校されるとのこと!!

その名も、たたよび!

このニュースには、かなりの衝撃を受けました。

当時(といってもわずか1年半前の話ですが)
一人ひとりの生徒(高校生)の第一志望校合格に向けて
色々な先生の授業を組み合わせて提案するのが私の仕事でした。

生徒の多くは
「予備校界の超大物の授業が受けられる」
というキャッチフレーズに魅かれて来てくれていました。

当然、授業料もそれに見合った金額が設定されていました。

そんなカリスマ講師の授業が、
Youtubeで 無料 で見ることが出来る時代が
来てしまいました…。

いやはや。
すごい時代になったものだと。

もはや「クオリティの高い授業を受講できる」
というだけでは、顧客に価値を感じさせられない時代に
なってきているのかもしれません。

当然、私も塾で提供する授業には自信を持っています。

ですが、私が生徒や保護者に提供できる
自信のある授業以外の価値は何なのか。

これを真剣に考えていかないといけないと感じています。

提供できる価値の「質」をさらに高める

このようなカリスマ講師の授業は
成績が大幅に上がる「きっかけ」になります。

あくまで「きっかけ」です。

なぜ「きっかけ」と表現したかというと
授業の受け方が悪ければ、上がる成績も上がらなくなるからです。

私は、生徒たちに授業を
“速めに一通り”受講させるスタイルを取っていました。

まずは1講座約20回の授業を全て受講し
2周目でしっかり復習、その後は問題集を使い演習
というパターンです。

成績がしっかり上がるように
受講の仕方を「生徒任せ」にせず
「こちらでコントロールする」こと。

私が意識していたことは、簡単に言うと
カリキュラムマネジメントです。

生徒が申込んだ講座を最後までやらせ切ること。
成績を上げるための絶対条件です。

さらにもう一つ、意識していたことは
一人ひとりの生徒の進路指導面談の「質」を高める
ことでした。



それこそ、学校の先生では絶対に真似できないほどの
クオリティにまで「質」を高めることを意識していました。

当然、生徒一人ひとり面談の内容は変わるので
一人ひとりにあった面談の「準備」が必要になります。

特に、センター試験終了後の出願先決定面談は
「準備」に大変な時間と労力を要しました。

しかし、そこには拘って仕事をしていました。

一番人が多い時代には
複数の校舎で約250人の生徒を
担当していたこともありました。

カリキュラムマネジメント
進路指導面談の「質」への拘り。

今後も、自分の経験を活かした
授業以外の部分で、提供できる「価値」の「質」を
さらに向上させていく必要があると感じています。

変わる価値観

こんなニュースが出ていました。

コロナウイルスの影響だけではないですが
今までの価値観が、大きく変わろうとしている
世の中の真っただ中にいると感じています。

コロナウイルスの感染拡大が収まり
日常生活が戻り始めてきたときに
今まで「当たり前」だったことが
大きく変化していることが予想されます。

例えば多くの会社員の人にとって、これまでは
「会社に行くのが、当たり前」でした。

ひょっとすると、これからの時代は、
「会社に行く」ことがナンセンスな世の中に
変化していくかもしれません。

大人だけではなく、子どもたちの日常生活にも
大きな変化がを生まれてくるかもしれません。

今までの価値観が通用しない世の中が
子どもたちを取り巻いていくのかもしれません。

そんな時代になっても
自分が提供できる価値の質を
もっと研ぎ澄ませていかねば…
と考える今日この頃です。