皆さん、こんにちは。
英知ゼミ塾長のオダチです。

英知ゼミでは、夕方(16時)以降の通常の塾としての形式以外に
平日の日中(11時~16時)も、校舎を開校しております。
(※費用は発生致します)

日中に校舎を開校している理由は
何らかの理由で学校に行くことの出来ない小中学生
の、学習機会確保のために、地域の学校とは別の形で
校舎を活用頂ければと考えているからです。

選択肢が「学校に行く」一択しかない違和感。

私は、当たり前のように学校に行き
当たり障りのない学生時代を過ごしてきました。

小学校・中学校は公立学校へ、高校・大学は私立へ
行かせてもらいました。

私は、特に高校時代の学校(男子校)の雰囲気が
良くも悪くも強烈だったため、
学校生活の思い出というと、その高校時代に
半分以上集約されているような気がしています。

自分の経験上、
そして何らかの理由で学校に行くことの出来ない生徒さんと
直接触れ合って感じることは

「(学校の雰囲気に)合う、合わないは、誰だってある」
ということです。

また、人間関係に疲れてしまうことも色々な場面であります。
これが原因で学校に行けなくなってしまった方も多いことでしょう。

大人も同じです。

私もサラリーマン時代
性格的に合わない人間は、社内にたくさんいました。

これに関しては、私に問題があったのかもしれませんが(笑)

そして前述のとおり、高校時代が強烈な環境だったため
「学校に行きたくない…」
という感情に襲われたことは何回もありました。

もし今、何らかの理由で
学校に行くことの出来ていない生徒の皆さんが
これを見て頂いているのであれば、伝えたいことは

“そうなってしまった自分自身を
  責める必要は無い”

ということです。

「学校には行かなくてもいい」という声に感じる違和感。

ただ、一方で最近の風潮として
「学校には行かなくてもいい」という声が
色々なところから飛び交っていますが
その現状には少し違和感を感じます。

例えば、我が町である東大阪市には
学校に行くことの出来ない子どもたちを
日中に受け入れてくれる公的な施設や機関が存在しません。

もし、お子さんが何らかの理由で学校に行けなくなった場合
保護者の方が共働きなのであれば、日中誰が面倒を見るのか。

面倒を見るために、保護者の方はひょっとしたら
仕事を辞めなくてはいけなくなるかもしれない。

そういった新たに出てくる問題に対して
どのように対処していくのか。

このような問題は、
市町村単位で対策を図らねばならないと思いますが
我が町、東大阪市ではそのような対策が残念ながら
取られていない(もしくは、市民に届いていない)のが現状です。

私も最終的には、
「自分が通いたい学校を選べる」ということが
実現できる世の中になることが理想です。

しかし、現状この東大阪市で活動させて頂いてる立場としては
「学校には行かなくてもいい」とは、決して言えないのが現状です。

学校に行けなくても、立派な社会人になった人はたくさんいる。

一方で、学校に行くことが出来なくなったとしても
その後新しい道を進んでいく生徒たちをたくさん見させて頂きました。

民間の教育機関に勤務させて頂いて
はや10年程の月日が経とうとしていますが
指導させて頂いた生徒さんは、本当に様々なタイプがいました。

中には、中学時代に学校に行けなくなり
高校で通信制の学校に通いながら
薬学部の大学に合格し、卒業後は立派な薬剤師として
頑張っている卒業生もいます。

他にも、高校で学校に行けなくなったものの
受験勉強を頑張って、関西屈指の私立大学の文学部を卒業し
銀行(メガバンク)で働き始めた元生徒もいますし

私の知り合いには、
小4から中1まで学校に行くことができなかったものの
その後奮起して、会社を興した人間もいます。

学校に行くことができない=おわり
では、全くないのです。

東大阪市に、公的な施設や機関が出来るまで。

学校に行くことが出来なくなった場合、
生徒の皆さんに降りかかる問題点が
日中に勉強を教えてもらう場所が限られてくること。

学習機会の確保の場として、
英知ゼミを活用頂ければと思います。

学習意欲のある生徒さんに限り
日中は、東大阪市在住の方だけではなく
近隣市町村在住の生徒さんも受け入れております。

あくまでの民間の教育機関ですので
費用は発生いたします。
(日中から通うことの出来る塾だとお考え下さい)

3月の開校以降、数名ではありますが
学校に行くことの出来ていない生徒を受け入れた実績もございます。

生徒さんや、保護者の方に最後にお伝えしたいのは
“ 一人で悩まない ”ことです。

気になられた場合はお気軽にメール・お電話でお問い合わせ下さい。

生徒の皆さん、とにかく
「自分を責めない」ようにして下さい。

以上、塾長のオダチでした!