学校や塾の先生から受動態について
こんな説明があるかもしれません。
「能動文の目的語を主語に変えて文頭に置きなさい」
能動態??
目的語??
この時点で色んな「?」がつく生徒さんも
多いのかもしれません。
何を隠そう中学生時代の私です!
受動態というのは中学、高校、大学受験まで
必要な英語の文法内容の必須事項です。
ここで躓くと、その後に困ってしまいますので
基礎的な事項をシンプルに解説させて頂きます。
受動態とは
受動態(じゅどうたい)とは、言い換えると
「受け身」の文のことを言います。
受け身とは
「○○は~される」「○○は~された」
というような言い方の事です。
一方で冒頭で書いた、
能動態(のうどうたい)というものは
「○○は~する」「○○は~した」
というような、今まで習ってきた
一般的によく見る「ふつうの文章」のことを言います。
まずこの言葉のイメージをしっかりと捉えましょう。
受け身(受動態)の文を、ふつう(能動態)の文と
比較してみましょう。
日本語的に普通の言い方っぽくないと
思う方もいるかもしれませんが
形をイメージして頂くためなので
気にしないでください。
受け身(受動態)の形
受け身(受動態)の文では
be動詞+過去分詞
の形となります。
「~される」という現在形であれば
be動詞も現在形を(am,is,are)
「~された」という過去形であれば
be動詞も過去形を(was,were)を使います。
過去分詞とは
過去分詞とは
「動詞から変化した形のひとつ」
です。
中2の学年末~中3の1学期にかけて
初めて学習する分野ではありますが
全ての動詞を新しく暗記する必要はありません。
大部分の過去分詞は、
動詞の過去形と全く同じ形
だからです。
例えばこちら。
しかし、ちょっと面倒なのが
過去形と過去分詞がちがうものです。
このような動詞を
不規則動詞と言います。
数はたくさんありますが、
しっかり覚えましょう!!
英知ゼミでは英語の受講生に
「書いて」「発音する」ことを
徹底して行っております。
英知ゼミではさらに
「合格するまで帰ることの出来ない不規則動詞テスト」
もやっておりますので中3で英語を受講している
生徒さんはしっかり勉強しておきましょう!
受け身(受動態)の文の作り方
それでは実際に文を作ってみましょう。
ふつうの文) I cook dinner. (私は夕食を作ります)
↓↓
受け身の文) Dinner is cooked by me. (夕食は私に作られます)
ふつうの文では
dinnerが目的語(~を、~に)ですが
受け身の文では
ふつうの文の目的語を主語にして文を作ります。
主語の次は動詞です。
ここで先ほど紹介した
be動詞+過去分詞という形が出てきます。
「作られる」という現在形の受け身の文なので
be動詞はis
cookの過去分詞はcookedなので
is cookedとなります。
最後に「私によって」という言葉を最後につけ加えます。
ここで使われるのが「by」という単語です。
「by」には色々な意味がありますが、
ここでは「~によって」という意味で使われています。
「by」というのは“前置詞”です。
前置詞の後ろは“目的格(~に,を)”がくるという
ルールがありますので
by meとなります。
つづきは英知ゼミで…。
受け身の文の超基礎を
出来る限りシンプルに書いてみました。
能動態、受動態、目的語が主語など言葉だけで
混乱してしまっては先に繋がりません。
言葉の意味をよく理解し
勉強を進めましょう。
しかしこれだけでは、定期テストで点数が取れません。
不規則動詞も数が多いですし
他にも否定文・疑問文の作り方も勉強しなくてはいけません。
この続きは英知ゼミの校舎でお待ちしています!
“中3英語:「受動態」の基礎をシンプルに” への1件のフィードバック