皆さんこんにちは。
英知ゼミ塾長のオダチです。

新型コロナウイルスの影響で
近隣の小中学校では休校措置が取られておりますが
新喜多中学の2年生は、本日と明日が臨時登校日となっているようです。

その際に、学校から「通知表」の返却があります。

新喜多中学の2年生は、2月末からの
「インフルエンザによる学年閉鎖」⇒「コロナウイルスにより臨時休校」
によって、学年末テストが消滅してしまっています。

テストが無くなった状態で
通知表がどのようにつくのか…。

テストが無くなった分、今まで以上に
普段の学校での様子(授業態度や提出物など)が重視されるのではと
予想しています。

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「考える」ということ

目に見えない「評価」

ご存じのとおり、中学生が公立高校を目指す場合
この通知表のスコア、いわゆる「内申点」が
当日のテストに+αされる形となります。

内申点の配点は、高校により様々ですが
やはり内申点で他の生徒よりも高い位置にいることが
大阪府の公立高校入試において非常に重要です。

当然私も高校受験の成功に向けて指導する以上、
通知表のスコア、内申点は必ず見ます。

英知ゼミが塾である以上、
生徒の内申点アップに向けて出来ることは
☆定期テストの得点アップ
☆定期テスト時の提出物の完成
の二点であると考えています。

しかし一方で、内申点はこの二点だけで
決まるものでもありません。

昨年度、中間テスト・期末テストで
ともに点数が70点、85点を超えた生徒で
その教科の内申点が5段階評価で
「3」しかついていない生徒がいました。

学校全体のテストの平均点も
2回とも50点台でしたので
正直、「あれっ?」という感覚でしたが
通知表の細部を見てみると

「宿題の忘れが多い」
「授業態度が良くない」という表記がありました。

結局のところ、点数を上げるのも重要ですが
それだけで内申点がつくものではないということです。

普段から学校の授業に前向きに取り組むことはもちろんの事
生活態度でも学校の先生から評価を得なければなりません。

そのあたりは普段から意識して
行動してもらいたいと思います。

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深く考えずに行動していると、それが受験において致命傷になることもある。

「通知表」の存在は、小学校と中学校で大きく変わります。

中学校では、通知表の評価が内申点として「点数化」されます。
そのことを理解できていない生徒たちが多くいます。

2019年度の受験生も、3年生の内申点は
「とてもよく頑張った!」といえる生徒がほとんどでした。

しかし、一部の生徒の足を引っ張ったのが
1・2年生の時の内申点です。

「1・2年の時の内申点がなぁ…」
「1・2年の時は、内申の事なんか全然考えてなかった」

この言葉は、該当の生徒たちの口から何度も発せられた言葉です。

何も意識していなかった1・2年生の内申点の影響で
受験校のランクを下げざるを得なかった生徒もいます。

非常に、もったいない。

ここで是非、通知表・内申点についての
意識を上げてもらいたいと思います。

この通知表・内申点の関連については
もう少し書いておきたいことがありますので
明日も続けたいと思います。