皆さん、こんにちは。
英知ゼミ塾長のオダチです。

定期テストが終了し、少し一段落ついたところです。

しかし、休息もつかの間
中3生とは、入試に向けた面談を
12月の頭から開始します。

2月の私立高校入試まで残り2か月少々となった今
話しの基準となるのは、当然五ツ木模試や内申点の
“データ”がベースとなります。

毎年そうですが、通知表のスコアを見た際に
・・・非常にもったいない。
と思う生徒が、います。

今日は久しぶりに、「内申点=通知表」のことについて
書いていきたいと思います。

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内申点は、1年生から点数化される

結論から言うと、通知表のスコアが内申点として
点数化されるのは1年生から始まっているということです。

従来の制度では、内申点の評価対象は第3学年時の成績のみでした。
この点が2017年以降に変更されています。

詳細な評価比重は以下のとおりです。



2016年度入試まで
中3のみ(中3での成績のみが評定のすべてを占める)

2017年度入試
中3:中2=3:1(中2での成績が評定の25%を占める)

2018年度入試以降
中3:中2:中1=3:1:1
(※中1、中2での成績が評定の40%を占める)


2018年度以降の大阪府の高校入試では
中1・中2の成績も評価対象となってきています。

この辺りを勘違いしている生徒が未だに多くいます。

確かに我々、親世代は3年生の通知表のみが
点数化されるシステムだったため、
“当時”は「中3から頑張ります」という考え方も通用していました。

昨年、2019年度の受験生も、中3の内申点だけを見ると
「とてもよく頑張った!」といえる生徒がほとんどでした。

しかし、一部の生徒の足を引っ張ったのが
1・2年生の時の内申点です。

「1・2年の時の内申点がなぁ…」
「1・2年の時は、内申の事なんか全然考えてなかった」

この言葉は、何度も聞いてきた言葉です。

非常に、もったいない。

1年生・2年生から通知表に対しての意識を
しっかりと持って頂きたいと思います。

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「受験科目だけを頑張る」は通用しない

各教科の評定が同等に扱われるようになることで、
国語・社会・数学・理科・英語は、もちろんですが
音楽・美術・保健体育・技術家庭の9教科を
すべて“しっかり頑張る”ことが必要になります。

つまり、受験に必要な科目だけを
頑張ればいいわけではなくなるのです。

とにかく、中1生の早いタイミングから
「通知表=内申点」の意識をしっかりと持って頂きたいと思います。

内申点については、もう少しお伝えしたいことがあるので
明日以降も書いていきたいと思います。